Ｍａｌｕｈｉａの 「ハワイthis & that」 #9

 今回のＭａｌｕｈｉａ の 「ハワイ this & that （あれこれ）」は、
humuhumunukunukuapuaa ふむふむぬくぬくあぷああ…ってなに？

魚についてちょっと触れます。
ホテルでなくコンドミニアムなどに泊まると、料理でもする？と市場を覗くこともあり、青や黄色、赤の鮮やかな熱帯魚に目を奪われます。

魚は海にいるのでどこにでも行ってしまうような気がしますが、行動範囲が狭いものもいて、ハワイには約６００種の魚類がいるといわれていますが３０％が固有種です。
ワイキキ水族館の初代館長フレデリック・ポッターの名のついたキンチャクダイ科のエンジェルフィッシュ、ポッターズエンジェルもハワイ固有種です。

珊瑚礁を彩る美しいチョウチョウウオkikakapuはハワイ広域にたくさんの種類があり浅いところでも見ることができます。

ところがハワイのお土産に使われている魚は、ぬいぐるみもバスタオルもメモ帳もなんだか馬面の魚です。
それが　ふむふむぬくぬくあぷああ、　humuhumu-nukunuku-a-pua'a、モンガラカワハギ科のタスキモンガラという魚。
ハワイの州の魚です。

1933年に大ヒットした 「ハワイのわらぶき」 という日本タイトルで知られる 「My Little Grass Shack In Kealakekua In Hawai'i」 の歌詞に出てくることで一躍有名になり、愛嬌のある姿形と呪文のような名前が観光産業にアピールしたため、1984年ハワイ州議会によって公式魚に選ばれました。
しかしこの魚はハワイ人にとっては「州の魚」と言うには位置づけの低いものでした。
魚には王族しか食べられないもの（一般人が食べると死罪になった）や何かを極めた人に贈られるものなどがありましたが、 humuhumunukunukuapuaa は燃料にされるような魚でした。
その後法の期限切れとなりましたが、2006年に再度投票により州の魚と認定されました。
ハワイ語では「豚の鳴き声の角ばった」魚、という意味で、つかまれたり危険を感じたりすると豚のように鳴くのです。

神話ではオアフの半神カマプアアは人間・豚・魚の3つの姿に変わることができたといいます。
人間の姿の時はとても美男子で、火の女神ペレと結婚しました。
しかし二人はいつか争うようになりペレの火の威力に劣勢
となったカマプアアは魚となって海へ逃げました。
ペレを奉る催しでは豚やフムフムヌクヌクアプアアが捧げられています。

humuhumu-nukunuku-a-pua'a のお話でした。


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後列左から　もぐタン、シャングリラ明美
前列左から　さくら、Ｍａｌｕｈｉａ

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第２弾　　８月２日（日曜日）１６：００～　観覧無料
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それではみなさま、
A hui hou !!! （またお会いしましょう！）