Ｍａｌｕｈｉａの「ハワイthis & that」＃8

Aloha no!

サムライローズin千葉
会員No.163
Aloha aku, aloha mai.
Ｍａｌｕｈｉａです！！

今回のＭａｌｕｈｉａ

の「ハワイ this & that （あれこれ）」は、
「anuenueア-ヌエヌエ/虹」

です。

ハワイは "虹の州（Rainbow State）" と呼ばれ、車のナンバープレートや免許証にも虹がついています。

ハワイ大学のシンボルも虹ですしチームはレインボウズと呼ばれます。

暑いハワイで嬉しいレインボウシェイブアイス（かき氷）、レインボウロールという巻き寿司もあり、あちこちに虹のネーミング。

ハワイで虹がたくさん見られるのは、（そういう方面に詳しい方もいらっしゃると思いますが）　↓
貿易風

が海からの湿った空気を運び山にぶつかり雲

ができます。
雲

は水分をたくさん含んでいるので一時的に雨

が降ります。
そこに太陽の光

が当たると虹

ができるのです。

ワイキキでも毎日のように通り雨がありその後には大きな虹を見ることができます。
虹は飛行機から見ることもできます。
ヘリコプターからは円の虹を見ることもできます。
比較的簡単に見られるダブルレインボウは旅行者の間では「またハワイに来ることができる」約束の虹と言われています。
お買い物ばかりでなく空にも気を付けているとトリプルも見ることができますよ！

↑　ダブルレインボウは上下の配色が逆になります。

虹はハワイのさまざまな人種の象徴とも言われています。
王朝時代の王冠も天と地をつかさどるとして虹をかたどっていました。
ノーレイン、ノーレインボウ
という諺もハワイのものです。
元はノーペイン、ノーゲイン（痛みなくして得られるものもない）。

絵本などでも知られるメネフネ伝説では、昔ハワイには虹はなかったそうです。
雨が降った後のどんより曇り空を寂しく思ったメネフネ（カウアイ島の働き者の小人族）たちが空を美しくしようとカラフルなアイテムを集めました。↓
赤（'ula'ula）宮殿のkahili（王家を象徴する棒の先に鳥の羽をつけたもの）の赤い羽
オレンジ（'alani）イリマの花
黄色（melemele）熟したバナナ
緑（'oma'oma'o）シダの葉
青（uliuli）深海の水
紫（poni）女王さまのシルクのドレスをちょっと拝借
それをカフナ（聖職者）がかき混ぜて雫を矢の先につけて雲に向けて打ち放ったことで虹ができたということです。
ハワイの虹は６色なんですね！（日本だと藍色が足されて７色）

↑　家の屋根から虹が架かると幸せが訪れる、と言われますがハワイ大学のあるマノア地区では町中から虹が立ち上がっています、こんな虹を見られるだけでもマノアの人はみんな幸せなのではないかしら、と思ってしまいます。

最後に「ムーンボウ moon bow（またはナイトレインボウ）」にも触れておきます。
太陽の光が空気中の水蒸気で屈折して反射する時、水滴がプリズムの役割をして光が複数の色となって空にあらわれます。
その太陽の代わりに月の光が反射すると夜空の虹、ムーンボウとなります。
条件を満たせば世界各地で見られる現象ですが、もともと虹が多いハワイではその確率も高いのです。
ムーンボウはこの世の最高の祝福