こんばんは。
No.55 レミ(新潟所属)です。
クリント・イーストウッド監督の映画「アメリカン・スナイパー」を観てきました。
イラク戦争に出征したアメリカ海軍の兵隊の物語です。
私、第二次世界大戦時の戦争映画は何本か観ており、
現実の戦争の悲惨さは、こんなもんじゃないんだろうな。二度とこんな事は絶対に繰り返してはいけない。
と日頃から思ってはいました。
ですが、「アメリカン・スナイパー」は今まで観た映画等より遥かに強い衝撃を受けました。
というのも、実在の人物が主人公であり、映画の中に出てくる人物名や地名が現実のニュースで散々流れてたものだったりで、つい最近の出来事だからです。
そして、主人公は私より一歳下の方。
同年代、若しくは更に若い兵隊達の話です。
イラク戦争によって、兵隊・民間人を含めた多数の死者と負傷者。
その人数は報道されているので、悲惨な結末だった事は承知していましたが、実際に映像として見ると相当辛いです。
一見、無事に帰還出来たかのように見える兵隊もPTSDに悩まされているとの事。
PTSDのせいで警官に射殺される元兵隊のニュースの映像が、今回の映画を観てる最中に私の頭の中に流れてきたりして、とても辛い映画でしたが、多くの方に見て頂きたいと思う映画でもありました。
私達、日本人にとっても他人事の話ではありません。
イラクに派遣された自衛隊員の中にも、帰還してから自ら命を絶った方が25名程いるそうです。
集団的自衛権の行使が容認されれば、日本人の犠牲者も更に多数出ます。
本人だけでなく、その方の周りの方々も辛い日々を送らなければなりません。
けれど、集団的自衛権を行使させようとしてる奴らを含め、その身内は安全が守られるのでしょう・・・。
戦後70年を迎える日本。
僅か70年で憲法9条が何の意味も持たなくなる日本にはしてほしくないと切に願う私です。
そして、報復をしても何も変わらないという事実。
憎しみが新たな憎しみを生み、負の連鎖になってしまうだけの、沢山の犠牲者が出る争いは、いつになったら無くなるのでしょうか・・・。